OpenAIの売上高は伸びているが、同社の最新の数字は、先月報じられた年間700億ドルのペースを大きく下回っている。

木曜日付のFinancial Timesの報道によると、ChatGPTの開発元は9月末時点で、年間売上高ペースが500億ドルに近づいていると投資家に伝えた。同紙は投資家向けに共有された財務書類を引用している。

この違いは、売上高の集計方法に起因する。FTによると、投資家は売上高を比較する際、OpenAIと競合するAnthropicを同じ基準で比較しようとした。

Anthropicは、Amazon Web ServicesやGoogle Cloudなどのクラウドパートナー経由の売上高を自社の売上高に含めている。一方、OpenAIはこうした売上高を含めていない。投資家がこの違いを調整した結果、先月広まった700億ドルという、より高い数字につながった。

年間売上高ペースとは基本的に、売上高が現在の水準で推移した場合に、企業が1年間でどれだけ稼ぐかを示す推計値だ。

OpenAI Quarterly Revenue

OpenAI Quarterly Revenue

SOURCE: The Latent

こうした食い違いにより、投資家はOpenAIとAnthropicを比較しにくくなっている。AI関連の売上高で、両社がコンピューティングインフラに投じる巨額の支出を正当化できるのかを見極める必要があるためだ。Anthropicが年内後半のIPOに向けて準備を進める中、こうした問題は個人投資家にとっても近く重要になる可能性がある。OpenAIはAIの安全性への懸念を理由に、2026年の上場を否定している。

The Wall Street Journalは第2四半期を扱った8月19日付の記事で、Anthropicの売上高が116億ドルに達し、前四半期の売上高の2倍以上になったと報じた。OpenAIの売上高は67億ドルで、18%増加した一方、営業損失は123億ドルに拡大した。