弁護士向けAIソフトウェアを開発するスタートアップのLegoraは、ポストマネー評価額88億ドルで、シリーズEラウンドにより5億5,000万ドルを調達した。
今回のラウンドはAtreides Managementが主導し、新規投資家としてBaron Capital、Fidelity Management & Research Company、JPMorganなども参加したと、Legoraは水曜日に発表した。
既存投資家のAccel、Benchmark、Bessemer Venture Partners、General Catalyst、Insight Venture Partners、Redpoint Ventures、Salesforce Venturesなども今回のラウンドに参加した。
Legoraの評価額は7カ月で約57%増加した。同社はシリーズDラウンドで5億5,000万ドルを調達し、3月に評価額55億5,000万ドルとなった。Legoraは現在、前回ラウンド時の評価額が56億ドルだったと説明している。
シリーズEにより、Legoraの累計調達額は13億ドルを超えた。同社はこれまでに、シリーズCで1億5,000万ドルを調達し、2025年10月に評価額18億ドルとなったほか、シリーズBで8,000万ドルを調達し、2025年5月に評価額6億7,500万ドルとなっていた。
Legora、年間経常収益が2億ドルを突破
2023年創業のLegoraによると、年間経常収益は100万ドルから1億ドルへ、18カ月未満で増加した。その6カ月足らず後には2億ドルを超えたが、同社は実際の売上高を明らかにしていない。
Legoraによると、現在そのプラットフォームは80以上の市場にある2,400超の法律事務所および企業内法務チームで、14万人を超える法律専門家に利用されている。売上高ベースで米国最大の法律事務所50社のうち、半数以上が顧客だという。
Legoraはさらに、企業内法務チームが第3四半期の新規顧客の40%超を占めたと説明した。これは、1年前には顧客基盤に占める割合がわずかだったことから増加したものだ。
売上高ベースでは、現在米国がLegora最大の市場となっている。同社は2025年春に米国初のオフィスを開設し、現在はニューヨーク、デンバー、シカゴ、ヒューストン、サンフランシスコにオフィスを構えている。
「法務分野の機会は非常に大きく、私たちはまだ初期段階にいる」と、Legoraの共同創業者兼CEOであるMax Junestrand氏は述べた。「AIは弁護士の役割を変え、判断や助言に充てられる時間を増やしている。また、法律事務所や企業内法務チームの組織のあり方、業務の進め方も変えつつある。私たちは米国および世界で、この変化を主導していく考えだ」
Legoraは、新たに調達した資金を北米、欧州、アジア太平洋地域での事業拡大の継続と、AIプラットフォームのさらなる開発に充てると説明した。同社の従業員数は現在、18カ所のオフィス全体で1,000人を超えている。
今回の資金調達は、投資家がリーガルAIスタートアップへの支援を続ける中で実施された。先月には、Legoraの競合企業であるHarveyが評価額155億ドルで5億5,000万ドルを調達した。
