ロボティクスAIスタートアップのMeckaは、Sequoia Capitalが主導するシリーズBの資金調達ラウンドで6,000万ドルを調達した。Nvidia、MicrosoftのM12ベンチャーファンド、Qualcomm Ventures、Samsungも出資した。

エンジェル投資家には、DoorDashのCEOであるTony Xu、ServiceNowとSnowflakeの元CEOであるFrank Slootman、Tesla Optimusの元責任者であるMilan Kovacが名を連ねた。既存投資家のKindred、Framework Ventures、Neoも参加した。

同社はロボットの訓練に向けて現実世界の人間による実演データを収集しており、水曜日のブログ投稿で、今回調達した資金をデータインフラの拡張、社内研究所の強化、商用ロボット導入の拡大に充てると述べた。

「50年前、ロボットが部屋を横切るには5時間かかった。昨年、ヒューマノイドは北京のスタジアムで100メートル走を競った。ハードウェアは進歩を続けてきた。ロボットが待ち望んでいたのは、学習する方法だった」と同社は述べた。

ロボットに欠けているのは知能ではなく経験

Meckaは、ロボットに欠けているのは物理的な作業を実行するために必要な現実世界での経験であり、知能ではないと主張している。同社は人間による実演データを通じて、その隔たりの解消を目指している。

「ロボティクスは、洗濯物をたたむことから都市の建設まで、これから私たちの生産性を大きく引き上げる最大の分野だ」とMeckaは述べた。「AIはデータとコンピューティング能力で動いており、データも1兆ドル規模の市場になるだろう」

Meckaは、現実世界で人間が行う実演こそが規模を拡大する鍵だと見ている。同社によると、このアプローチは、Georgia Tech、Stanford、UC San Diego、ETH Zürich、MIT、Metaの研究者と実施した、人間からロボットへの動作転移に関するEgoVerse研究で検証された。

Meckaは複数のセンサーを搭載した独自のハードウェアを設計・製造し、家庭や商業環境で人間による実演を記録するグローバルな事業を展開している。社内研究所では、収集したデータを処理して動作追跡、3D再構成、センサーの位置合わせを行うコンピュータービジョンモデルとマルチモーダルモデルを開発している。

同社によると、最先端ロボティクス研究所のいくつかと複数のMag 7企業に製品を供給しており、6月には年換算売上高が1億ドルを超え、年末までに3億ドルのランレートに達すると見込んでいる。

「やがて、何十億台もの役に立つロボットが、私たちの家庭、病院、工場で共に働くようになる。そしていつの日か、人類の活動範囲を星々へと広げるだろう」とMeckaは述べた。「そのすべてが、まず人間から学ぶことになる」