人工知能企業Anthropicは、今秋のWall Streetデビューの可能性に向けて新規株式公開の準備を進める中、IPO業務に携わる銀行団にCitigroupを加える見通しだと、Bloombergが報じた。事情に詳しい関係者の話としている。
Citigroupは、計画中のIPOにおける主要アドバイザーとしてMorgan Stanley、Goldman Sachs、JPMorganに加わることになる。Bloombergによると、Anthropicは早ければ今月末にも上場申請を行うことを検討しているが、協議は現在も進行中であり、詳細は変更される可能性があり、さらに多くの銀行が幹事団に加わる見通しだと関係者は述べた。
大型IPOで主導的な役割を担えば、銀行は引受手数料のより大きな取り分を得られる可能性がある。Bloombergの2026年の米国IPOランキングでは、SpaceXの過去最大級となる862億ドル規模の新規上場での役割に支えられ、Citigroupが現在首位に立っていると同メディアは伝えた。
IPO前の資金調達
Citigroupは昨年、このAI企業に25億ドルのリボルビング・クレジット枠を提供することで合意した銀行団の一員だった。Anthropicのリボルビング・クレジット・ファシリティは現在、約100億ドルの目標を上回る見通しだと、Bloombergは今週初めに報じていた。
Anthropicと競合企業のOpenAIはいずれも、上場に向けて秘密裏に必要書類を提出している。報道によれば、AnthropicはOpenAIに先んじて今秋にウォール街デビューを果たす見通しだ。
今回の上場の可能性は、Anthropicの事業が急速に拡大している中で浮上している。同社は現在の業績に基づく年換算売上高が650億ドル超となる見通しで、昨年末時点のペースの7倍超に達している。
