AI研究企業Anthropicは、Claudeを活用して筋ジストロフィーの治療法開発を支援していた従業員1人のバイオテクノロジー企業Mithril Medicineを買収した。同社は創薬支援に向けた取り組みを続けている。
Anthropicは火曜日のブログ投稿で、Mithrilを買収し、自社の創薬研究プログラムを社内で実施すると明らかにした。ただし、買収条件の金銭的な詳細は公表していない。
Mithrilの31歳の創業者Cody Tranbarger氏はClaudeを使い、2種類の希少な筋ジストロフィーの治療法を開発するため、11の外部研究所との契約、物流、実験を整理した。
「Anthropicに加わった現在も、Codyはこの研究を続けており、複数の新たなプログラムを開始する計画です」とAI企業は述べた。「同氏の薬剤候補が引き続き有効性を示せば、早ければ2028年後半にもヒトを対象とした臨床試験を開始できる薬剤が用意できると見込んでいます」
Anthropicはまた、6社のバイオテクノロジー企業・製薬企業(Bristol Myers Squibb、BigHat Biosciences、Divergence Labs、Enveda、Generate Biomedicines、The Column Group(TCG))との提携を発表した。同社によると、これらの提携を通じて、Claudeが創薬のさまざまな段階をどのように支援できるかを検討している。
AI研究企業によると、TCGはAnthropicと協力し、創薬標的に取り組む価値があるかどうかを評価する新しいClaudeツールを開発している。このツールは、45の標的と疾患の組み合わせの評価に使われている。
Bristol Myers Squibbとの提携では、Anthropicは臨床試験の計画立案におけるボトルネックの解消を目指している。同製薬企業はClaudeを使い、開発初期段階にある薬剤の臨床試験計画を分析し、その試験が成功する可能性を推定している。
Bristol Myers Squibbの上級副社長Michael Pourdehnad氏は投稿で、「Claudeは1つのプロンプトから、堅実な初期分析を生成しました。これにより、さまざまな開発選択肢の評価に役立つ情報を得られました。Claudeがなければ、この作業には数日かかっていたでしょう」と述べた。
Anthropicは、研究の大半が依然として初期の前臨床段階にあると指摘した。
同社は、「これらの創薬プログラムが進展し、臨床段階にある創薬プログラムを持つ組織との提携が増えるのに伴い、臨床試験におけるClaudeの役割を引き続き拡大していく計画です」と述べた。
