ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ChatGPTの開発元であるOpenAIは、同社を単独投資家とする2号ベンチャーファンドを立ち上げる。
人工知能企業の関連会社であるOpenAI Startup Fund II, L.P.は水曜日、米国証券取引委員会(SEC)にフォームDを提出し、4億ドルの募集を完了したことを開示した。同社の広報担当者はWSJに対し、ファンドの資金はすべてOpenAIから提供されていると説明し、Cursorなどを支援した1号ファンドの成功を理由に挙げた。Cursorはその後、SpaceXに買収された。
OpenAIは2021年に1号ベンチャーファンド向けに1億7,500万ドルを調達したが、OpenAI自身は投資家ではなかった。
「私たちは、人工知能が変革的な効果をもたらせる分野、例えばヘルスケア、法律、教育、エネルギー・インフラ、科学などで、AIツールによって人々の生産性を高められるようなアーリーステージのスタートアップと提携したいと考えています」と、OpenAIは当時述べていた。
1号ファンドはAndreessen Horowitz、Sequoia Capital、General Catalystなどの共同投資家とともに38件の投資を行ったと、PitchBookのデータは示している。WSJによると、同ファンドの資金は現在、すべて投資済みだ。
OpenAIはWSJに対し、2号ファンドでも同様の投資を行い、年間8~10社を支援する計画だと説明した。1件当たりの投資額は数百万ドル台から、適切な投資機会には最大1億ドルまでとなる。
2026年にAGI?
今週初めに公開されたTime誌のインタビューで、OpenAIのCEO、サム・アルトマンは、OpenAIは「まだそこには至っていない」と述べた。一方で、今年末までには、同氏が人工汎用知能(AGI)と呼ぶ社内システムを同社が構築できる可能性があるという。
AGIは、幅広いタスクで人間の知能に匹敵できる理論上のAIシステムを指す。一方、人工超知能(ASI)は、ほぼすべての領域で人間の知能を大幅に上回るものとされる。
