Wall Street Journalによると、GoogleのAI研究部門は、コーディング能力を大幅に向上させた新モデルを早ければ水曜日にリリースする予定だ。
3.8 Flashと名付けられ、社内では「Skimaki」と呼ばれているこのモデルは、社内のコーディングツールのテストで、GoogleのエンジニアからAnthropicのOpusより高く評価されたと、報道は伝えている。Googleは、モデルのコーディング能力の向上に研究者の時間とリソースを重点的に投入していると報じられている。
Googleは昨年以来、AnthropicやOpenAIの主要AIモデルに大きく後れを取ってきた。人間による監督を減らしながらソフトウェアを作成・修正できるエージェント型コーディングへとAI開発のビジネスが移行するにつれ、その差はさらに広がった。
現行のAIフロンティアモデルの能力を測定するThe Latentのインデックスによると、上位3つの座はAnthropicのFableとOpusが占め、続いてOpenAIのGPT-5.6 Solがランクインした。GoogleのGemini 3.7 Flashは16モデル中10位だった。
知識と推論、嗜好とコミュニケーションを測定するベンチマークではより高い順位に入った一方、3.7 Flashは、エージェント型ツールとコンピューター利用、専門的業務と現実世界の仕事に関するベンチマークでは下位に位置した。
最新のGemini Flashモデルの強化されたコーディング性能は、AI分野におけるGoogleの競争力を高める可能性がある。しかしWSJの報道によると、Flashモデルは大型モデルと比べて性能が低い一方、小型で安価かつ高速な設計であるため、Googleが競争を主導する可能性は依然として低いという。
今回のFlashの新リリースは、Google DeepMindにおける最近の組織改編のさなかに発表される。共同創業者兼CEOのDemis Hassabisが新設された会長職に移り、Koray Kavukcuogluが上級副社長としてHassabisの役割を引き継ぐ。
それ以前にも、GoogleのAI部門では、Googleのベテラン幹部Jeff Deanが自身のスタートアップを立ち上げるため退社したほか、著名な研究者のNoam ShazeerとJohn JumperがそれぞれOpenAIとAnthropicに移籍するなど、退職者が相次いでいた。
