Anthropicは火曜日、Claude Fable 5.1モデルを発表した。コーディング、知識、問題解決の性能が向上したほか、多くのユーザーにとって低コストになるとアピールしている。

同社は審査済みのユーザー向けにClaude Mythos 5.1も提供開始した。これは基本的に同じモデルだが、サイバーセキュリティなどの分野での業務向けに、より緩やかな安全策が適用されている。

Anthropicは、Fable 5.1がFable 5を上回ったほか、複数のベンチマークテストで同社の最上位モデルであるOpus 5も上回ったと発表した。今回の提供開始以前、Opus 5は市場で最も高性能なモデルの一つに位置付けられていたが、The Latentの2026年インデックスによると、最も高価なモデルの一つでもあった。The Latentの2026年インデックス。

Fable 5.1は、AIエージェントがコーディング作業をどの程度適切に処理できるかを測るテスト、Terminal-Bench 4.0で55.8%を獲得した。Fable 5は42%、Opus 5は52.3%だった。科学研究、コンピューターの利用、幅広い推論を対象としたテストでも、Fable 5.1は両モデルを上回った。

Anthropicによると、Fable 5.1はほとんどのワークロードでFable 5より約25%安く、より複雑なタスクでは最大45%安くなるという。こうしたコスト削減は主に、モデルがすでに処理した情報を再利用できる「キャッシュ読み取り」の価格を引き下げたことによる。

Fable 5.1の出力には、不可視のAIウォーターマークも含まれる。このウォーターマークはAnthropicが先月発表したように、新しいClaudeモデルすべてに組み込まれ、EUのAI法に準拠する。EUのAI法は「域内市場でサービスを提供するAIプロバイダーに、AI生成コンテンツであることを示すよう求めている」。

この措置に対しては、AIを使って作成した成果物が、文章の要約や書き換えを少し補助しただけでも検出されるのではないかと懸念するユーザーから、強い反発が起きた。これを受け、開発者らは回避策を探し始め、一部はすでにウォーターマークを弱めたり除去したりできると主張するツールをリリースしているが、その有効性はまだ検証されていない。