Cipher Digitalは、テキサス州で進めるBarber Lakeプロジェクトを含む、拡大するAIデータセンター事業の資金として8億5,000万ドルを調達しようとしている。

同社は火曜日、2032年満期の転換社債を売却する計画を発表した。買い手には、さらに1億5,000万ドル分を購入する選択権も付与されるため、発行額は最大で10億ドルに達する可能性がある。この社債は基本的には債務だが、買い手は後に株式へ交換できる。

Cipherの株価(CIFR)は一時17.6%下落して10.71ドルとなり、1年以上ぶりの安値を付けた。その後やや持ち直し、11.10ドルで取引された。

同社はまた、2030年満期の債務の一部を株式に交換する計画で、これにより発行済み株式総数は増加する。ただし発表文によると、新たな資金の一部を、今回の社債が後に株式へ交換された場合に株主の希薄化を抑えられる可能性があるヘッジの購入に充てるという。

Cipherは、調達資金の残りをBarber Lakeや、計画中のその他のAIデータセンタープロジェクトに充てる予定だ。

Known Large AI Data Centers: Operational IT Power

Known Large AI Data Centers: Operational IT Power

SOURCE: Epoch AI Data Centers Hub

これは、Cipherが9月に発表した内容に続くものだ。同社によると、Fluidstackとの現在の10年間のリース契約が終了した後、匿名のAI研究所がBarber Lakeを10年間リースすることで合意したという。Cipherは、この2つの契約により、契約済みの売上高は90億ドルを超えるとしている。

最初のホールは今年末までに引き渡される予定で、残りのホールは2027年第1四半期までに順次完成する見通しだ。

VanEckでデジタル資産調査部門を率いるMatthew Sigelは、今回の調達計画のタイミングを批判した。「株価が17ドルだったときに、なぜこれを実施しなかったのか」とXに投稿した。

Cipherは当初ビットコインのマイニング事業を手がけていたが、現在はAI顧客向けのデータセンターの建設・運営へと軸足を移している。