Metaは、ユーザーがアプリを閉じた後もタスクを継続して処理し、何かが変わった場合や承認が必要になった場合に通知できる個人向けAIエージェント「Muse」を開始した。

Museは、メールの送信、旅行の予約、ブラウザーの起動、フォームへの入力、ユーザーに代わった交渉などのタスクに対応できるほか、より高度で長期的な目標にも対応できると、Metaはブログ投稿で述べた。MuseはMetaの最新モデルであるMuse Sparkを搭載し、専用アプリまたはWhatsAppから直接利用できる。

Museは、ユーザーが以前に共有した情報も利用できる。例えばMetaによると、Instagramに保存したレシピ動画を食料品リストに変換できるという。その後、エージェントはStripeのLinkを通じて購入手続きを行えるが、支払いが実行される前にユーザーの承認が必要となる。

「ユーザーはMuseに何をすべきかを伝えるだけで、Museが行動に移します」と同社は述べ、「技術的な経験」は必要ないと付け加えた。

Muse、米国で提供開始

MetaはMuse専用の仮想マシンを構築し、そこにエージェントとユーザーのデータを保管している。同社は、Museがユーザーとの会話や仮想マシン内のデータをMetaの広告システムと共有することはないと強調した。ユーザーは、Museとのやり取りをMetaのAIモデルのトレーニングに使用しないようオプトアウトすることもできる。

別の投稿でCEOのMark Zuckerbergは、Museは「プライバシーとセキュリティのためにゼロから構築された」と述べた。また、Museとは別のエージェントであるSentinelが、ネットワークに送信されるあらゆる情報を承認する必要があるという。

「主導権を握るのはあなたです」とZuckerbergは述べた。「Museにアクセスを許可するアプリやサービスを選択でき、いつでも接続を解除できます。購入やメール送信などの機密性の高い操作については、Museがまずあなたに確認します」

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ただし現在の構成では、Metaは「サービスのサポート、セキュリティ確保、または運用」のために必要な場合、データにアクセスできる。Metaは今年後半にMuse Confidential VMを導入する予定で、ユーザーだけが保持する鍵でデータと会話を暗号化し、Metaがそれらにアクセスできないようにする。

Museはまず、iOS、Android、muse.aiで米国向けに提供を開始する。Zuckerbergによると、週1億トークンまでは無料で利用できる。MetaはMuseをAIグラスにも導入する計画だ。