みずほ証券のアナリストによると、人工知能インフラへの需要が加速する中、Intelはいくつかの追い風を受ける可能性がある。
同社は四半期決算を7月23日に発表し、第2四半期の売上高は25%増の160億ドルとなった。IntelのCEO、Lip-Bu Tan氏は、「前例のない」AI主導の演算能力需要が、CPU事業、ASIC、先端パッケージング、ウエハーファウンドリー網全体で同社の成長見通しを押し上げていると述べた。
アナリストはINTC株の「中立」評価を維持し、目標株価を109ドルから92ドルに引き下げた。AI関連株全体のバリュエーション倍率の低下による短期的な圧力に加え、PC需要の低迷や、Intelがより先進的な製造ノードへの移行を進める中での利益率への逆風を理由に挙げた。
Intelの短期見通し
Intelのサーバーメーカーでは、エージェント型AIや推論ワークロードへの需要が強く、GPUと併用されるCPUの数が増える可能性がある。みずほ証券は、推論ワークロードの拡大に伴い、CPUとGPUの比率が2025年の約1対4から、長期的には1対1に改善する可能性があると見積もっている。
同社は、CPUの供給制約が続くことからも恩恵を受ける可能性があり、アナリストは2027年まで需要が供給を上回ると予想している。
アナリストは、Intelの14Aプロセスが普及するにつれ、先端パッケージングの売上高は2028年に20億ドル、2029年に35億ドルに達する可能性があると見積もっている。また、外部ファウンドリーの売上高は、それぞれ25億ドル、35億ドルに達する可能性がある。
「新CEOのLip-Bu Tan氏は、AI、サーバー、PCで主要な競合企業であるAMD/NVDAに追いつき、同社を成長軌道に戻すというビジョンの下、新たな機会を開拓していると考えている」と、みずほ証券のアナリストは金曜日、顧客向けノートに記した。「INTCの市場機会は依然として豊富だ。サーバーCPUは堅調で、PCでは市場シェアを有している一方、Gaudiを擁するAIポートフォリオは出遅れている」
みずほ証券は、PC市場には回復力の兆しが見られるものの、今年の出荷台数は約13%減少すると予想していると述べた。企業向けPCの買い替え需要は顕在化し始めているが、メモリーの供給が逼迫していることや、Intelがサーバー向けにより多くの製造能力を割り当てる決定をしたことが、2027年まで市場の重しとなる可能性がある。
